Exhibition|2024.7.13 Sat - 7.28 Sun
New Habitations: from North to East 11 years after 3.11 in Fukuoka
東日本大震災をきっかけに災禍とアートを考え表現してきた作家・瀬尾夏美と、写真を通して現在を見つめる写真家・トヤマタクロウによる写真詩集『New Habitations: from North to East 11 years after 3.11』の刊行を記念した展覧会とトークイベントを開催します。
わたしの地元に似ているけれど、とても違う感じがする――
東日本大震災から11年後の被災地を写し、それまでの時間を言葉にしたこの写真詩集には、一見するとどこも同じようで、でも確かにその土地の色がにじむ、あたらしい風景が編まれています。6回目となる本展では、未収録写真を含む「どこにでもありそうな風景」と、詩のスナップ写真を通して、場所らしさについて考えます。
写真:トヤマタクロウ 詩:瀬尾夏美
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トヤマタクロウ
写真家。1988年宮崎県生まれ。2010年頃より個人的な出来事の記録のために写真撮影を開始。作品展示や写真集の制作を軸に活動する他、美術、音楽、ファッションなどのコミッションワークも行う。写真集に『Sight』(2018)、『DEVENIR』(2021)等。
瀬尾夏美
画家、作家。1988年東京都生まれ。東日本大震災を契機に岩手県陸前高田市に移住し、映像作家の小森はるかとの共同制作を開始。土地の人びとのことばと風景の記録を考えながら、絵や文章をつくる。著書に『あわいゆくころ 陸前高田、震災後を生きる』(2019)、『二重のまち/交代地のうた』(2021)等。