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Exhibition: HAND BOOK TOUR in FUKUOKA|Daijiro Ohara (2024.12.7 Sat - 12.30 Mon)

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bookshop M

Epiphany / Shimpei Yamagami [SIGNED]

写真家・山上新平の作品集。東京都写真美術館で2024年1月21日まで開催された「見るまえに跳べ 日本の新進作家 vol.20」に合わせて刊行されたもの。初作品集『Helix』(皆川明, 2022)、『liminal (eyes) YAMAGAMI』(bookshop M, 2022)以来、三冊目となるタイトル。造本設計は町口覚、デザインは清水紗良。限定900部、サイン・エディションナンバー入。

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眼を閉じれば瞼が癒してくれる。
傷が増えるたびに写真も増えていけばそれでいい。
写真はいつも知らない世界に連れて行ってくれる。

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Epiphany

いつも自分の内側は敏感でいたい。
それは、写真を自分の内側でやるためではない。
自分の外側で写真をやるために。感受するために。
全神経の感度を上げてゆけば、傷を受けてしまうこともある。
でも、それは大したことではない。
眼を閉じれば瞼が癒してくれる。
傷が増えるたびに写真も増えていけばそれでいい。
写真はいつも知らない世界に連れて行ってくれる。
思えば、半狂乱になりながらここまで写真をやってきたように思う。
徹底的に対峙する眼差しから始まって、
今は平凡で単一な時に眼差しが向かう。
それは、疲れて平均的な感度になったからではない。
単純な形態や姿ほど魂の類いがよく感じるから。
定着したはずの写真が動くような生きた写真。
そういう新たなフェーズに差し掛かっていればと願う。

山上新平

山上新平(やまがみ・しんぺい)
1984年生まれ。鎌倉市在住。
イイノ・メディアプロ退社後、写真家として活動。祖母、祖父の影響で写真をはじめる。
主な個展に、「0189」(社食堂|SUPPOSE DESIGN OFFICE・Youngtree Press/東京/2017)、「山上新平展」(思文閣/東京・京都/ 2019)、「Refined Black」(Laboratory △ll/東京/ 2019)、「The Disintegration Loops」(POETIC SCAPE/東京/ 2019)、「liminal (eyes)」(POETIC SCAPE/東京/ 2023・本屋青旗/福岡/ 2023・PURPLE/京都/ 2023・大佛次郎茶亭/鎌倉/ 2023)。写真集に、『Helix』(皆川明/ミナペルホネン/ 2022)、『liminal (eyes) YAMAGAMI』(bookshop M/ 2023)。

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「見るまえに跳べ 日本の新進作家 vol.20」

会期:2023年10月27日(金)→2024年1月21日(日)
会場:東京都写真美術館(3F 展示室)
〒153-0062 東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
営業時間:10:00 ~18:00 
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝休日の場合は開館し、翌平日休館)年末年始
https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-4542.html

 

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Pages: 32
Size: 257 x 182 mm
softcover
color

Published by bookshop M, 2023