スイス人アーティストデュオ、ペーター・フィッシュリ & ダヴィッド・ヴァイス(Peter Fischli & David Weiss)の作品集。
1987年、キュレーターのキャスパー・ケーニッヒ(Kasper König)が両作者を含む5人の作家を招いてドイツ・ザールブリュッケンにあるレーマーブリュッケ発電所で作品展示を行った。ふたりは、実際の雪でできた雪だるまの彫刻「Snowman」を提案した。この作品は、発電所から生み出される電気を利用して生成・維持されるもので、1989年に常設作品として実現。2008年、ミネアポリス州の「ウォーカー・アート・センター(Walker Art Center)」のために再設計され、さらに2016年には、その設計に従ってシカゴ美術館で再製作された。この作品はその後、複数の美術館で展示された。